初夏の九州旅行 (part16)





 車内に入ると、先ほどの車両とは、全く違う作りになっています。
 普通列車という扱いなので、ボックス型のシートになっていますが、間にはテーブルもあります。
 やはり、メインは、この中央部にあるフリースペースです。

こちらでは立ってみるようなスペースになっています。
 「はやとの風」と同じように、足もとまでしっかりと窓があります。
 天井まで窓がありますので、こちらも大きな特徴の一つです。
 そして、もう一つのほうの車両にも、スペースがありますが、こちらは窓が一般のものと同じです。
 また、テーブルだけがある立ちスペースもあります。
 このしんぺい号は、基本は指定席なのですが、こちらのロングシート部分だけは、自由席になっています。

地元民の人が数人座りました。
 ゴミ箱も凝ったつくりです。
 トイレがある壁面には、これから向かう肥薩線沿線の案内図がありました。
 そして、こちらは販売専用のカウンターです。
 この列車にも客室乗務員が乗っていて、観光案内等もします。
 さらに一般の普通列車という意味合いもありますので、優先席もあります。
 また、車内販売のメニュー表が、フリースペースにありました。
 吉都線からの普通列車の接続を受けて、定刻通り発車しました。
 さらに山道を登って行きます。
 トンネルに入ると、オレンジ色のライトでレトロな感じが出てきます。
 だんだんと人里離れた風景に変わります。
 所々にある一軒家で人が住んでいるということがわかります。
 一気に山ばかりに囲まれてきました。
 11時55分、最初の停車駅である、真幸(まさき)駅に到着しました。
 この駅には、幸福の鐘があります。
 この金を三回鳴らすと幸せになる・・・といわれております。
 そのため、この幸福の鐘のまわりは、恐ろしいことに・・・。
 幸福の鐘の喧騒をぬけて、駅のまわりを散策します。
 線路のところから列車を撮影。 こういうところでしかしっかりと撮ることができません。
 駅舎のほうへ行ってみることにします。
 変わったものを見つけました。
 真の幸せが来るという意味で、願い事などがたくさん書いてありました。
 真幸駅の駅舎も年代を感じるものです。
 中には、学校の使われていた椅子や机が置いてありました。
 また、この付近の写真や当時をしのばせる写真もたくさんありました。
 この前来た時は、きれいな模様がここにありましたが、ただの砂場になっていました。
 ホームの端には、変わった木がありました。
 発車時間が近づいてきたので、あわてて戻ります。
 この駅からスイッチバックをして、高度を上げていきます。

運転士が反対側へ来て運転を始めます。
 12時、真幸駅を離れました。
 雨も強くなってきました。
左側が先ほど来た線路で、右がこれから進む線路です。
 そして、先ほど進んできた線路が下に見えます。
 ここは引き込み線で、ここから再び運転士が元の運転台へ戻って行きました。
 そして出発です。 真ん中の線路が先ほど渡ってきたものです。
 すぐに真幸駅が見えてきました。

下のほうに見えています。
 進むにつれて高度があがっていくのがわかります。
 真幸駅が視界から消えるとトンネルの中へはいって行きました。
 トンネルを抜けるとはるかに高度があがりました。
 この付近は段々畑がありました。
 そして、途中で列車は停車しました。




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